イタリア豆知識

イタリア人ったら!
2021.03.30

お金に目が眩んで、知識も経験もない技術系の通訳の仕事を受けてしまい、案の定のクレームを受けながら悪戦苦闘の毎日を送っております。
私が担当している技術研修生はシチリアからやってきたMくん。日本に来て一週間の彼に「日本人の印象は?」と尋ねると、「何か質問しても、「調べて返事します。」と言ってその場では回答してくれない。でも、遅くとも翌日にはちゃんと調べて完璧な答えをくれるので驚いている。」とのこと。
彼によれば、イタリア人は正しい答えを知らなくても、とりあえずその場で適当に答えるんだそうです。

そういえば、思いあたる節がいくつもあります。 例えば、イタリアで道を尋ねると「解らない、知らない」という人はまずいません。誰もが親切に教えてくれますが、言われた通りに行っても目的地に辿り着くことはまずないのです。
どこまで行ってもらちが明かないので別の人に尋ねると、全く逆の方向を教えられることも珍しくありません。
「知らない」というのがカッコ悪いのか、「知らない」と突き放すのが心苦しいのか、ただ調子がいいのか...。
皆さんがイタリアで道に迷ったら、2~3人に尋ねてみて確率の高い方向へ進む、もしくは、誰にも頼らないことをお勧めします。

さて、私の酷い通訳にも根気強く耳を傾け一生懸命理解しようとしてくれる、心優しく真面目なMくんですが、
アフター5は毎晩他の研修生達とミナミの街に繰り出し、日替わりでナンパした女子とジャパニーズナイトライフを満喫しているようです。 研修生といっても、殆どが既婚者のオッサン達。時差ボケも、遠くシチリアで帰りを待つ妻の事も何のその、9時~5時は分刻みの研修をこなし、「も~えぇやろ?!」と言うほど質問を浴びせかけ、アフター5は深夜まで現地調達の女子とお楽しみ...って、やはり、狩猟民族恐るべし。

最後に、イケメンとは程遠い理科系Mくんのコメントをご紹介しておきましょう。
「僕達イタリア人だし。 日本人はみんな僕達に興味津々だから、ナンパは簡単!」

日本の女子たちよ!なめられたらいかんぜよ!